執筆・監修: イ・ウォン院長(形成外科専門医・21美容外科 代表院長)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、対面診療に代わるものではありません。

結論からお伝えすると、二重顎の原因が「脂肪」なら脂肪吸引、「筋肉(広頸筋)のゆるみ」ならペリカン手術が対象になります。ペリカン手術とは、韓国で使われている呼び方で、あご下の筋肉(広頸筋)を縛って引き締め、あごと首の境界をつくり直す手術(筋肉結紮術)のことです。実際には脂肪と筋肉の両方が原因になっているケースが多く、二つを組み合わせて設計するのが現実的です。この記事では、自分がどちらのタイプかを見分ける考え方から順に解説します。

二重顎の原因は3つ。原因で手術が決まる

二重顎の原因は大きく3つに分かれます。

  • 脂肪型: あご下の脂肪が厚いタイプ。体重を落としても二重顎だけ残る方もここに含まれます

  • 筋肉型: 広頸筋(首の前面に広がる薄い筋肉)がゆるみ、あごと首の境界がぼやけるタイプ

  • 皮膚のたるみ型: 加齢や減量後に皮膚あまりが目立つタイプ

あご下の脂肪と首の輪郭の治療をまとめた医学レビュー(PubMed掲載論文)でも、脂肪の量・筋肉の状態・皮膚の質を分けて評価し、それぞれに合った方法を選ぶことが基本とされています。

脂肪吸引

ペリカン手術(筋肉結紮)

主な対象

脂肪が厚いタイプ

広頸筋のゆるみで境界がぼやけるタイプ

内容

あご下の脂肪を吸引

あご下の筋肉を縛って引き締め

あご下などの小さな切開

あご下の小さな切開

ダウンタイム

腫れ・内出血1〜2週間、圧迫バンド着用

同程度。腫れの経過は範囲による

滞在の目安

4〜7日

4〜7日(複合手術は範囲により調整)

二つは対立する選択肢ではありません。首の若返り手術を比較した統合解析(メタアナリシス)では、脂肪吸引だけの方法と、筋肉(広頸筋)の処理まで行う方法が症例の状態に応じて使い分けられており、近年は早い段階から輪郭を整える術式の報告(PubMed)も増えています。大切なのは「どちらが優れているか」ではなく、自分の二重顎の原因に合っているかです。

21美容外科の考え方。原因を分けて、必要な分だけ組み合わせる

ソウル・江南(カンナム)エリアの21美容外科では、二重顎を「脂肪を吸うだけ」の手術にしません。診察で脂肪・筋肉・皮膚のどれが主な原因かを分けたうえで、[脂肪吸引+広頸筋の縮小・結紮(ペリカン手術)+必要に応じて皮膚切除や唾液腺の縮小]を組み合わせて設計します。脂肪だけ取って筋肉のゆるみが残ると境界がぼやけたままになり、逆に筋肉だけ縛っても厚い脂肪が残ればラインは出ないためです。

輪郭注射やレーザーリフトで効果を感じられなかった方、減量しても二重顎だけが落ちない方のご相談が特に多い手術です。執刀するイ・ウォン院長は形成外科専門医(大韓形成外科学会 正会員)で、カウンセリングから手術まで一貫して担当します。麻酔の際はモニタリング機器と担当スタッフを常時配置し、日本語でのご相談にも対応しています。

渡航前のセルフチェック。滞在日程と準備

日本から二重顎の手術のために渡韓する場合、次のような日程が一つのモデルになります。

  • 1日目: 到着・対面カウンセリング(原因の診断)・術前検査

  • 2日目: 手術(術後は院内で経過観察のうえ帰宅)

  • 3〜5日目: 圧迫バンドの管理、腫れの経過確認

  • 5〜7日目: 最終チェック・帰国

あわせて、次の点は渡航前に必ずご確認ください。

  • 韓国での美容医療は自由診療で、日本の公的医療保険は適用されません

  • 輪郭注射(脂肪溶解注射)や糸リフトなど、これまでの施術歴は事前相談で必ず共有してください

  • 圧迫バンドの着用方法と期間は術式・範囲により異なります。帰国後の着用スケジュールまで手術前に確認しておきましょう

  • 帰国後の経過確認の方法(オンラインでの連絡手段)を手術前に確認しておきましょう

渡韓全体の流れと持ち物は渡韓整形の準備ガイドにまとめています。当院は新論峴(シンノニョン)駅7番出口から徒歩2分にあり、江南駅周辺やソウル・瑞草(ソチョ)区のホテルからも通いやすい場所です。

まずはオンラインでご相談ください

21美容外科では、日本にお住まいの方向けに、渡航前のオンライン相談を日本語で受け付けています。ご自身の二重顎が脂肪型か筋肉型かは、横顔・あご下のお写真からもある程度の見当をつけられます。「脂肪吸引とペリカン手術のどちらが合うか知りたい」という段階のご相談でも、21美容外科 日本語公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

Q1. 自分が脂肪型か筋肉型か、どうやって分かりますか?
目安として、あご下をつまんで厚みがあるなら脂肪の関与が大きく、つまめる脂肪が少ないのに境界がぼやけている場合は筋肉や皮膚の関与が考えられます。ただし自己判断は難しく、両方が混ざっているケースも多いため、最終的には対面診察(必要に応じて画像検査)で判断します。

Q2. 圧迫バンドはどのように、いつまで着用しますか?
術後しばらくは、吸引・引き締めした部位を安定させるために圧迫バンドを着用します。着用時間と期間は術式・範囲によって変わるため、担当医の指示に従ってください。帰国後も一定期間の着用が続く場合が多いので、お仕事の予定と合わせて事前に確認しておくと安心です。

Q3. 輪郭注射では効果がなかったのですが、手術なら違いますか?
輪郭注射(脂肪溶解注射)は少量の脂肪への働きかけが中心で、筋肉のゆるみには作用しません。脂肪の量が多い場合や筋肉が原因の場合に効果を感じにくいのはそのためです。手術は脂肪の除去量や筋肉の引き締めを直接コントロールできる点が異なりますが、適応かどうかは診察での確認が必要です。

Q4. 効果は永久ですか?リバウンドしませんか?
除去した脂肪細胞や縛った筋肉の構造は基本的に維持されますが、術後の大幅な体重増加や加齢による変化の影響は受けます。「手術すれば一生変わらない」ではなく、「構造を整えたうえで体重を保つことでラインが維持しやすくなる」と理解するのが正確です。


本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の適応・リスク・費用は個人差があるため、必ず医師の対面診療のうえでご判断ください。