執筆・監修: イ・ウォン院長(形成外科専門医・21美容外科 代表院長)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、対面診療に代わるものではありません。

「脂肪再配置は、脂肪移植と一緒にしないと効果がありませんか?」「再配置のとき、脂肪の除去も一緒にするんですか?」。目の下のクマ治療のご相談では、「どの施術か」よりも「脂肪をどうするか」のご質問が中心になります。結論から言うと、選択肢は3つ。①移動する(脂肪再配置)、②取り除く(除去)、③足す(脂肪移植)。そして、どれをどう組み合わせるかは、クマの原因と目の下の状態で決まります。この記事では、その設計の考え方を、ソウル・江南(カンナム)の21美容外科の裏ハムラ(目の下の脂肪再配置)とあわせてまとめます。

まず、あなたのクマはどのタイプですか?

目の下のクマは、大きく3タイプに分かれます。

  • 影クマ(黒クマ): 目の下の脂肪のふくらみと、その下のくぼみが影を作るタイプ。手術で改善を見込みやすいのはこのタイプです。

  • 色素クマ(茶クマ): 皮膚の色素沈着によるタイプ。脂肪の手術では改善せず、肌へのアプローチが対象になります。

  • 血行クマ(青クマ): 皮膚の下の血流が透けて見えるタイプ。これも脂肪の手術だけでは答えになりません。

正直にお伝えすると、「クマ取り手術ですべてのクマが消える」わけではありません。影クマの成分がどれだけあるかを見極めるのが、設計の出発点です。

「移動・除去・移植」それぞれの役割

① 移動する(脂肪再配置・裏ハムラ)
突出した目の下の脂肪を切り取るのではなく、その下のくぼみ(なみだ袋の下の溝)へ移動させて固定します。ふくらみと、くぼみを同時に扱えるのが特徴で、現在のクマ治療の基本になっている考え方です。当院の裏ハムラは、まぶたの裏側(結膜側)からアプローチするため、皮膚表面に傷が残りません。

② 取り除く(脂肪除去)
ふくらみが主な原因の場合、脂肪の一部を除去することがあります。ただし取りすぎると、年齢とともに目の下がくぼんで、かえって老けた印象になるリスクがあります。ですから当院では、除去は「必要最小限」であり、再配置を基本に設計します。「再配置と除去を一緒に行うか」は、脂肪の量を見てケースごとに決める、が正確な答えです。

③ 足す(脂肪移植)
くぼみが強い場合や、頬との境目の溝が深い場合は、再配置で移動できる脂肪だけでは足りないことがあります。このときに太ももなどから採取した脂肪を補うのが脂肪移植です。つまり「再配置は移植と一緒でないと効果がない」のではなく、くぼみの程度によって、移植を足すかどうかが変わるということです。再配置だけで十分な方もいれば、組み合わせた方がいい方もいます。

涙袋(愛嬌)の脂肪移植も同時にできますか?
できます。当院では、目の下の脂肪再配置と涙袋への脂肪移植を同時に設計するケースが代表的な組み合わせの一つです。クマを浅くしながら、目元の立体感を一度に整える考え方です。

手術後、視界が二重に見えたり、ふくらみが強く見えたら?

術後早期は、腫れと内出血で「かえってふくらんで見える」「視界がぼやける・二重に見える」と感じることがあります。米クリーブランド・クリニックの解説でも、まぶたの手術後には腫れ・あざ・一時的な見えづらさが起こり得るとされています。多くは回復とともに落ち着いていきますが、症状が強くなっていく場合や、時間がたっても続く場合は、自己判断せず必ずクリニックに連絡してください。米国形成外科学会(ASPS)も、回復期には経過を執刀医と確認しながら過ごすことを勧めています。当院では帰国後もオンラインで経過写真を送って相談できる窓口をご案内しています。

21美容外科の裏ハムラ設計

当院の目の下治療は、裏ハムラ(結膜側からの脂肪再配置)と涙袋への脂肪移植を組み合わせた設計が代表的です。カウンセリングから執刀まで院長が一貫して担当し、ふくらみ・くぼみ・頬との連続性を見て、「移動だけで足りるか、移植を足すか、除去はどこまで最小限にするか」を一人の執刀医が設計します。ダウンタイムと滞在日数の目安は「裏ハムラのダウンタイムと滞在日数」を、他の部位との同時手術を考えている方は「複数部位の同時手術の考え方」をご覧ください。

相談前のセルフチェック

まずはオンラインでご相談ください

「私のクマはどのタイプで、どの組み合わせが必要か」を知るところからで大丈夫です。渡航前の日本語オンライン相談で、目元のお写真をもとに設計の考え方からご説明します。当院は新論峴(シンノニョン)駅7番出口から徒歩2分。21美容外科 日本語公式サイト(jp.21ps.co.kr)からお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

Q1. 脂肪再配置だけでダークサークルは改善できますか?
影クマが主体であれば、再配置だけで改善を見込めるケースは多くあります。色素や血行が主体のクマは脂肪の手術では改善しないため、タイプの見極めが先です。

Q2. 再配置のとき、脂肪除去も一緒に行いますか?
脂肪量が多い場合に必要最小限の除去を組み合わせることはありますが、取りすぎは将来のくぼみの原因になるため、再配置を基本に設計します。

Q3. クマ取りと涙袋の脂肪移植は同時にできますか?
できます。当院では再配置と涙袋移植の同時設計が代表的な組み合わせの一つです。

Q4. 手術後に視界が二重に見えたり、ふくらみがひどく見えます。大丈夫ですか?
術後早期の腫れ・内出血で一時的にそう見えることはあります。ただし症状が強くなる場合や長く続く場合は、自己判断せず必ず手術を受けたクリニックに連絡してください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の適応・リスク・費用は個人差があるため、必ず医師の対面診療のうえでご判断ください。