執筆・監修: イ・ウォン院長(形成外科専門医・21美容外科 代表院長)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、対面診療に代わるものではありません。

目元の手術を検討している方の不安は、実は「腫れ」より「戻ること」に集中しています。埋没法のラインが取れる、目尻切開した部分がまた癒着してくっつく、という失敗談です。結論からお伝えすると、後戻り・再癒着は運ではなく、術式の設計で確率を下げられる問題です。埋没なら「糸の力だけに頼るか、組織の癒着をつくるか」、目尻なら「皮膚を切るだけか、固定と再癒着防止の処理までするか」が分かれ目になります。順番に解説します。

埋没の二重が取れる仕組みと、目尻が「また戻る」仕組み

埋没法が取れる理由はシンプルです。従来の埋没法は糸で皮膚とまぶたの組織を留めているだけなので、糸がゆるむ・切れる・組織に食い込むと、ラインは薄くなったり消えたりします。まぶたが厚い方、目をこする癖がある方、二重テープを長く使ってきた方は特に起きやすい変化です。これに対し、糸を留めるだけでなく皮膚と目を開ける筋肉の間に癒着(組織どうしのつながり)を意図的につくる設計にすると、糸だけに頼らない支えができます。

目尻切開・タレ目形成が戻る理由も構造は同じです。皮膚を切り広げるだけの手術では、傷が治る過程で切開した面どうしが再びくっつき(再癒着)、数ヶ月で元の目の幅に近づいてしまいます。無理に下げたタレ目形成では、目尻がコの字型に変形したり、結膜(赤い部分)が見えすぎたりする失敗も知られています。これを防ぐには、目尻を骨膜・軟骨といった動かない組織にしっかり固定し、再癒着が起きないよう空間をつくる処理までを設計に含める必要があります。

回復の一般的な目安は次の通りです(Cleveland Clinicの解説などに基づく。個人差があります)。

時期

経過の目安

術後24〜48時間

腫れのピーク。冷却が中心

術後3〜5日

切開した場合の抜糸が始まる時期(〜1週間前後)

術後1〜2週

大きな腫れ・内出血が落ち着き、メイクでカバーしやすくなる

術後6〜8週

細かいむくみがおおむね引き、ラインが安定してくる

埋没法は切開を伴わないため、この目安より回復が早い傾向にあります。術後の腫れの経過には個人差があり、まぶたの厚みなどの要因が影響するという研究報告(PMC掲載研究)もあります。目の周りの手術後の過ごし方は、米国形成外科学会(ASPS)も執刀医への個別確認を案内しています。

21美容外科の目元手術。癒着を「防ぐ」のではなく「設計する」

ソウル・江南(カンナム)エリアの21美容外科の目元手術は、「癒着」を軸に設計されています。

  • 自然癒着の埋没式目つき矯正: 糸の力だけで留める従来の埋没法の限界を補うため、微細な穴を通じて皮膚と目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の間に自然な癒着を誘導します。あわせて眼瞼挙筋の張力を調整するため、眠そうに見える目(眼瞼下垂ぎみの目)の矯正も同時に行えます。切開なしで、切開法に近い持続力とはっきりした黒目の露出を目指す術式です

  • 再癒着を防ぐデュアル目尻切開(目尻+タレ目形成): 目尻を骨膜・軟骨にしっかり固定し、結膜の露出を抑えるデザインと再癒着防止の空間剥離を組み合わせます。目尻のコの字変形や結膜の外反といった失敗を事前に防ぎながら、目の横幅と下まぶたのカーブを同時に広げます

以前の埋没でラインが取れた方、目尻・タレ目形成後に再癒着した方の再矯正のご相談にも対応しています。再矯正は初回より組織の状態の見極めが重要になるため、以前の手術の内容を共有いただいたうえで計画します。執刀するイ・ウォン院長は形成外科専門医(大韓形成外科学会 正会員)で、カウンセリングから手術まで一貫して担当し、日本語でのご相談にも対応しています。

渡航前のセルフチェック。滞在日程と準備

目元の手術は、術式によって滞在の目安が変わります。

  • 埋没式(切開なし): 経過確認まで3〜5日

  • 切開を伴う手術(目尻切開・タレ目形成など): 抜糸(術後3〜5日〜1週間前後)まで5〜7日

あわせて、次の点は渡航前に必ずご確認ください。

  • 韓国での美容医療は自由診療で、日本の公的医療保険は適用されません

  • コンタクトレンズ・アイメイクの再開時期は目の状態によります。手術前に確認しておきましょう

  • 以前の二重手術・トリム系手術(目頭・目尻・タレ目)の履歴は、事前相談で必ず共有してください。再矯正かどうかで設計が変わります

  • 帰国後の経過確認の方法(オンラインでの連絡手段)を手術前に確認しておきましょう

渡韓全体の流れと持ち物は渡韓整形の準備ガイドにまとめています。当院は新論峴(シンノニョン)駅7番出口から徒歩2分にあり、江南駅周辺やソウル・瑞草(ソチョ)区のホテルからも通いやすい場所です。

まずはオンラインでご相談ください

21美容外科では、日本にお住まいの方向けに、渡航前のオンライン相談を日本語で受け付けています。まぶたの厚み・目を開ける力・過去の手術歴によって、埋没で足りるのか、目尻・タレ目形成を組み合わせるべきかは変わります。正面と閉眼のお写真からある程度の方向性をご案内できますので、21美容外科 日本語公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

Q1. 埋没法はいつか必ず取れますか?
糸だけで留める方式では、時間とともにラインが薄くなる・取れる可能性があります。正直にお伝えすると、埋没法である以上その可能性をゼロにはできません。ただし、癒着を誘導する設計や眼瞼挙筋の張力調整を組み合わせることで、取れにくさは大きく変わります。まぶたの厚みによっては切開法をおすすめする場合もあり、診察で判断します。

Q2. タレ目形成(目尻を下げる手術)は皮膚を切開するのですか?
設計によって異なります。皮膚側の切開を大きく取る方法もあれば、結膜側からのアプローチを組み合わせて表の傷を抑える方法もあります。当院では結膜の露出(赤い部分が見えること)を最小限に抑えるデザインを基本にしており、具体的な切開位置は目の形を診てご説明します。

Q3. 目頭切開で目頭の形も変えられますか?
目頭切開は蒙古ひだ(目頭を覆う皮膚のひだ)の状態によって、目の横幅だけでなく目頭の形の見え方も変わります。どこまで変えられるかはひだの張り具合によるため、ご希望の形のイメージをお持ちのうえでご相談ください。

Q4. 以前の目尻切開が再癒着で戻りました。再手術はできますか?
再矯正のご相談は可能です。再癒着した組織の状態によって、固定の方法と剥離の範囲が変わります。以前の手術の時期・術式が分かる資料があれば共有いただき、対面診察で組織の状態を確認したうえで計画をご提案します。


本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の適応・リスク・費用は個人差があるため、必ず医師の対面診療のうえでご判断ください。